ザ・影 第5話  偽霊能者 上村かるい の場合

ザ・影 第4話 タレント白滝 まりか の場合

都内某所 マンシヨンの  1室 

目覚まし時計が 激しく鳴つていた

(もう朝か!今日も忙しいなー)

偽霊能者 まいだの 1日が始まる

(さて 今日は いくら儲かるかな?)

まいだは 朝からお金の計算をして

それらしい 服装をして 

マンシヨンから 高級車で 出掛けた

都内にある ビルの 占いの館に 入つていつた 

地下一階の奥に有る 自分専用の部屋に入って

(さて今日の予約の人は 10時から来るかな)

やがて 相談者が ドアを開けて入って来た 

いかにも裕福な奥様が

(先生、ぜひ一度見て頂きたいので お願いします) 

(分かりました)

まいだは 相手の奥さんを ジーつと見ながら 

(貴方は裕福な家庭の人ですが 相当悩みが深いですね)

(先生分かりますか)

(勿論ですよ)

その言葉に 奥さんは 今までの旦那の 浮気話を始めた

うん うん 頷きながら 

(旦那を 見てみましょうか 写真ありますか?)

奥さんが 取り出した写真を見て

(ウーンこれは 浮気の霊がついています)

(私がお祓いしますが この霊は強い霊ですから 料金が高くなります)

(いくらでも お払いしますので 御願いします)

(分かりました)

偽霊能者の 宇美 まいだがムニャムニヤと 言いながら

(ハイ祓いました)

(これで主人の 浮気も収まるでしょう)

(ありがとうございました。)

(先生おいくらになりますか?)  

(今回は怖い霊でしたので10万円に成ます)

その後も次々と やって来る お客さんを こなして

(少し休憩しよかな)

その時(お前は悪どいなぁー)  と 

声がまいだの 耳元に聞こえた

(うん、誰だ)  

あたりを見回しても、誰もいない。

(おかしいなぁ)

(俺だよ)  

(ええ、誰?)

(お前の影だよ。ふふふ。)  

(影?が喋る?)

(そうだよ お前にいいことを教えてやる。 金儲けの話だよ。)

(え?教えて 教えて!)

(明日競馬の 天皇賞があるだろう)

(明日の天皇賞 5−8を 全財産賭けてみろ 数億円になつて戻るぞ)

(嘘?ほんとに 嘘じゃないの!)

(お前も霊能者なら 分かるだろう)

(わかったわ 5−8に 賭けて見る)  

翌日 競馬中継系を 見ていた

第4コーナーを 回って 最後の直線に 5~8が 先頭に来た

(う〜わ 本当だ〜来た〜)

おお喜びのまいだ 外枠から 2−9が差して来た

わーわー (ええ!どうなつたの?)

確定ランプが 付いて

ただいまのレース 1着2番ブラツ、アホーン2着9番マヌーケーダの

アナウンス

(アアーそんな!私のお金が)

 頭を抱える まいだ

偽霊能者の宇美 まいだ が 影に

(この!嘘つき、どうしてくれるの)

影は 平然と

(お前が毎日 相談者に言つている いい加減な事を俺も 言つたまでだ)

(お前の言葉で どれだけ多くの人が 泣いているのか 分つているか!)

(これに懲りて 偽霊能者は 廃業しなさい)  

影の言葉に

(そんな!)

後日 宇美 まいだは 

占い喫茶店で サイコロ占いをしていた。

第5話 終

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