(この物語は 事実に元尽いて 一部脚色 構成してあります。)
星野の前に 早川が 現れた
「すみません 村田君から紹介された 早川です」
軽く会釈する 早川
「星野です 村田さんから お聞きしています 中古車ですね ご予算はいくら位ですか?」
「そうですね~100万位で いいの有りますかね?」
「分かりました 中古センターの方に 見に行きましょう」
星野は 早川が 話している間に
早川の首の後ろから 恐ろしい顔した 男が 自分を見ている霊を確認した。
車に乗り 中古センターに向かう
車内で 「最近引っ越しされたと お聞きしましたが?」
「ええ アパートですが まだ独身ですので」
苦笑いを浮かべ話す早川
「そうですか 私も若い時アパート住まいでした」
世間話をしながら センターに到着
「おお!沢山有りますね チョツト見ていいですか?」
「どうぞ事務所に行ってきますので」
すると 早川に憑いていた 霊が星野の後ろに憑いてきた
「おい、お前先ほど俺を見ていたな?)
それでも知らん顔して 事務所に向かう星野
(おい、お前は 俺を見えてるのだろ?」
無視して 事務所に入る星野
スタッフが
「 お、星野さん おはようございます」
「おはよう」
「どうしたんですか?怖い顔して」
その途端に
壁に ファイルしてある カタログが バラバラと落ちた
「え~何だ地震か」
続いて 飾ってあるミニカーが バラバラと落ちた
星野は
(俺に憑いて来た霊の仕業だな)
と 思い 外の展示場に出た
「おい、俺の力が分かったか」
霊の言葉に
「分かった何故 早川さんに 憑いて居たのだ」
「ククク それは あの男に聞け」
「分かった 聞いてみよう)
アレコレ車を見ている
「あ!星野さん あれを 見せて頂きたいのですが?」
早川が指さした方を見ると
6年落ちのマンダの車が 有った
星野が 見ると 早川に憑いて居た霊が
車の傍で おいでおいでと 手招きしていた
「この男霊が 手招きしてるのは 何か企んでいるな?」
星野は 直感で 感じた
「早川さん あれは車検が短いですが」
「短くてもイイです 見せてください」
お客さんである 早川の言葉に
「いいですよ 見てくださいね」
早川は 吸い寄せられる様に
マンダに向かった エンジンを掛け
「イイね~」
すっかり買う気の 早川
その横に不気味に笑う 霊が立っていた
早川は 契約します
車は 登録手続きに 1週間程度掛かる事など 頭金を払い
「すみませんが 納車はアパートまで 持ってきてくれますか?」
「ああ、イイですよ 納車サービスしますよ」
笑いながら星野は頷いた
帰りは早川の希望で タクシーに乗り 霊の男と 一緒に帰つて行った
「ふ~やれやれ アパートに納車か」
嫌な予感が頭に浮かぶ
車の納車当日
「さて 気を引き締めて行くか」
アパートの前に着いた
星野は その光景に 驚嘆した。
アパートの駐車場の 場所に
6体の 恐ろしい顔した 霊が 星野を待っていた。
第4話 終