殺しのライセンス 第五話  新たなライバル

車から降りて来た男を 見て驚いた 竜田

(お前は 陳義堂?)

(義堂は 双子の弟だ!俺は兄の 陳公文だ弟の仇を 取らせてもらうぞ)

(双子の兄弟か!なるほど よく似てるが 弟とは 仕事上の事だから)

(そんな言い訳は 俺には無用!弟は少林寺骨法だが 俺は少林寺竜剣)

構える 陳 公文 

(やる気だな こいつ)

竜田も次元流 空手4段

柔道3段の腕前であるが 公文のユラユラ構える 竜剣に不気味を感じた

チエスト〜 

公文の 飛び回転回し蹴りが 唸りをあげて迫る 

(なんの!)

左膝で受けながら 右回し蹴りで応戦する

(竜田さんやりますね)

続けて 公文が ジャンプしながら 電光2段蹴りを 繰り出した

(コイツ 空中殺法が 得意なのか? ならば 俺も 真空3段蹴りだぜ!)

空中で お互いの蹴りが ぶつかる

ガシーン ガシーン 

(滝田さん イイ腕してますね 弟が負けた訳 分かりましたよフフフ)

(陳さんも 中々やるじゃないか、俺は今大事な仕事中だからな 邪魔するな)

(フフフ 逃す訳にはいかん 行くぞ竜剣秘技 剣竜爆棒拳 )

その時

黒い車から 黒いスーツ姿の男が 降りて来た

(ん!なんだ お前は)

いきなり 竜田の右肩に異変が

(グホ〜こ、これは?)

右肩かから 鮮血が流れる

黒いスーツの男が

(竜田 今回は手を 引け我々の組織が 山崎と村上を殺る)

なんだと!竜田が自分の右肩を見ると 十字手剣が 刺さって鮮血が流れていた

(なんだコレは?)

肩を抑える竜田

陳公文が

(貴方 邪魔するな)

黒いスーツ男に 飛び蹴りを 

その瞬間に ドス ドス 

陳公文に 突き刺さる

(ム〜卑怯な!飛び道具とは?)  

倒れ込む 陳公文  

竜田が

(貴様何者だ)

黒いスーツ男 

(ククク、私は戦国時代の忍者風魔一族の末裔32代 牧 天神だ)

(くそ!組織の 殺し屋が 忍者の末裔か)  

右肩を 抑えながら相手を睨む

(悪く思うな さる政治家からの依頼でね 大臣山崎と秘書の村上は俺が殺る)

第5話  終

関連の作品