第二話 危険な女 ベビーィフェイス
事務所で TVゲームを 楽しむ 竜田のスマホが鳴った
権藤からの 電話で有った
竜田「権田さん仕事は 済んだはずでは」
権藤「すまん 是非君に頼みたいと 頼まれてね 君の番号教えて置いたよ」
竜田(む!勝手な事を)
カチンと頭に来たが 前回5億も 貰っている関係で
仕方なしに
竜田「それで 依頼主は」
権藤「某芸能プロダクションの 社長だ」
権藤「電話を 待ってくれ」
と言い 電話が切れた
竜田(仕方ない 待つか)
スマホに着信が
竜田「もしもし」
植松「権藤さんからの ご紹介の植松と言います」
竜田「それで要件を」
植松「実は 香川みう ご存じですよね?」
竜田「ああ、人気急上昇の 香川みう か知っている それが何か?」
最近売り出し中の 人気タレント 香川みう
植松「その香川のマネージャ 槇原大吾が うちのタレント達を 食い物にしている
香川みうも どうやら餌食に成っている様なんで せっかく高い金出して
スターに育てたのに このままだと 香川の人気に響くので 奴を消して
ほしいのですが! 報酬は現金で 1億で どうですか?」
竜田「分かつた そちらの事情は 俺には 関係ないが 引きうけょう」
植松「そうですか!ありがたい 何事も内密に」
竜田「分かってますよ植松さん」
久々の仕事に やる気を出した 竜田
竜田(では まず相手を調べるか)
マネージャーの槇原大吾は 二人の若い女の子連れて 繁華街を歩いていた
竜田(アイツか、女の子連れて チャライ奴だな)
どうやら 怪しげな喫茶店を 探している様だ
三人が歩く前方から 女子高生が スマホ見なが歩いてきた
ドスン 槇原に当たった
槇原「いて~気を付けろ カバンが当たったぞ!このバカ」
女子高生「すみません、すみません」
と 謝りその場を足早に去った
槇原「チ、今のガキは礼儀も知らんな」
怒鳴る槇原を なだめる二人の女の子
しばらく 後を付けていた竜田
急に槇原が ヨロメキだした
女の子「槇原さん」
女の子2「マネージャー 大丈夫ですか?」
女の子二人が 声を掛けるも
槇原は 口から泡を吹いて倒れた
キヤ~ 誰か 助けてー叫ぶ声
竜田(うん、おかしいぞ)
槇原に駆け寄り 状態を見る
竜田(これは 毒物だ)
竜田(急におかしいぞ‼薬でもやっていたのかな?)
やがて 救急車が到着
事務所に 戻った 竜田は テレビを付けた
ニュースで 大手芸能プロダクションの 槇原大吾が 亡くなったと
原因は 毒物と発表
竜田(待てよ)
竜田は 槇原が 倒れる前 女子高生に ぶつかった事を
竜田(思い出した そう言えば あの高校生どこかで 見たような気がするな)
記憶をたどる竜田
竜田(待てよ 確かホンコンで 新聞社の社長が殺された時)
竜田(よく似た 女の子が 居たな う~ん もう少しで思い出すんだが)
ベットで 寝転がっていた時 スマホが鳴った
竜田(うん 知らない番号だな)
スマホを切ったが その後何回か スマホが鳴る
竜田(誰だ?)
???「ふふふ 先を越されて 悔しいだろう ワハハハ」
竜田「貴様誰だ」
???「ふふふ 骨法の達人 陳を知ってるな」
竜田「アイツは 病院送りにしたぜ」
「我々は そのシンジケートの者だ 今回の標的は 頂いたぞ ワハハ」
竜田「何だと 俺の獲物を 横取りするとは」
飛び起きる 竜田
???「お前より 確かな腕を持つ ベビーフェイスが 見事殺ってくれたよ」
竜田は 思い出した
あの女子高生が 殺しのライセンスを持つ
毒使いの ベビーフェイスだと
竜田「くそ 俺とした事が 見逃したわ」
おそらく 槇原とぶっかった時
カバンに仕込んだ 毒針が 槇原に刺さった
竜田「クソ!やられたな ベビーフエイス いつか お前の正体を暴いてやる」
ワハハッハ 電話口で 勝ち誇ったように 笑うシンジケートの男
第2話終