妖獣ハンター 魔衣 第10話 妖獣戦士マイテーアトラスvs妖獣ハンター魔衣

魔依の前に ユックリと 降り立つ 妖獣戦士マイテーアトラス 

「魔衣 待たせたな 見た通り 私には サイコキネシスは効かん!

 お前は伝説の剣(つるぎ)DOUSNブレードを 持っている

 私の妖黒剣サタンサーベルが 勝つか!

 お前の伝説のブレードが勝つか! 一対一の剣(つるぎ)で 

 決着を付けよう! むろん 勝つのは私だが!」

コクリ とうなずく 魔衣 全身に冷や汗が 吹き出る

フワ~先に空中に舞い上がる マイテーアトラス 

その右手には 妖黒剣が鈍く光っている 

一瞬遅れて 魔衣が空中へ

「ふふふ!どうした剣を 構えよ」

魔衣は 大きく深呼吸し 右手を高々と上げた ビシビシーキラキラ~

魔衣の右手に 黄金に輝く 光が集まり出した ブ~ン

低く澄み切った音が 天空を震わす。

「おお!美しいそれが 伝説のブレードか!」目も眩む輝きを持つ DOUSNブレード

「久し振りに 血が騒ぐわ! いくぞ魔衣」

アトラスの闘気が 魔衣に迫る。 

「ムン!」 魔衣の闘気が アトラスの闘気を押し返す

グオオオ~天空に 二つの棲ざましい 闘気が 渦巻く ゴォゴォゴォー

「シバ様魔衣様は 大丈夫ですよね!」

シバは 首を 横に 振りながら

「ワシにも分らん 後はあの子の 運命を 信じるだけだ!」 

魔衣は(恐ろしい妖気!妖黒剣これほどの剣 打ち破れるか、どうか?)

[さすが! 伝説の剣(つるぎ)棲ざましい パワーを 放つわ!」

アトラスの闘気が 動いた 「いくぞ!」 ガシャ~ン 剣と剣が ぶつかり合う

 ガシャ~ン キ~ン 飛び散る 火花

「やるな!だが剣の腕は 私の方が上の様だな!」 ガシ~ン 弾き飛ばされる

魔衣 「危ない 魔衣様!」ミゴは必死で 魔衣を 応援していた。

ザ~ッ 寸前の所で 交わす魔衣 

(ハァハァ このままでは 力負けする!)

魔依の顔から 汗が 滴り落ちる。 「ふふふ どうした?」 余裕のアトラス

「妖黒剣の 餌食に成るのも 時間の問題だ!デヤー」 

ガシ~ン 受け止める 魔衣 ビュ~ッ 「う!!」アトラスの剣先が

魔衣の左肩を 切り裂く 飛び散る鮮血

「グ!くそ フエザークラシャーを受けて見ろ」  バシユ~ン

「フフ無駄な事ムン!」アトラスの闘気が 魔衣のフエザークラツシャーを跳ね退ける

 ブ~ン ブ~ン  サタンサーベルが 唸りをあげて 魔衣に迫る

 ガシ~ン 辛うじて 防ぐ魔衣  (このまま 攻撃を受けたら!ダメかもしれない)

「どうした!妖獣ハンターの力は この程度か 魔衣!」 

魔衣は 先ほど シバが 言った 無心で戦うのだ の言葉が 

頭に蘇えった(無心!) 魔衣がブレードを

強く握り締め 正眼に構えた時 魔衣の

第3チャクラが 光り輝き始めたアトラスが 一瞬目を奪われた 

その光は 魔衣が 構える伝説のブレードの 剣先に 

スルスル~ と昇っていった時 ビカ~ッ 天空をも

照らす 強烈な光のリングが輝き アトラスに降り注ぐ 「うお~!」

棲ざましい 輝きに 顔を覆うアトラス

「今だ!」 グサー 魔衣のブレードが がらあきに 成った 

妖獣戦士マイテーアトラスの 胸に突き刺さる

「グフ!見事だ 妖獣ハンター魔衣!」

「なぜ!アトラス 魔衣の剣を 避けれたのに?」

アトラスの体から 妖液が ほとばしる。

「これでいいんだ! 気にすることは無い 近未来に現れる

 我ら妖獣最大の敵が お前でよかった!ただ知って置いて欲しい!

 我ら妖獣の中にも 人間と共存したいと 思う者も 多くいることを!」

「アトラス!」 魔衣が 手を差し伸べるが

ヨロけながら 剣で体を支える妖獣戦士アトラス

「いつかは この日が来ると分っていた!私に悔いは無い

 魔衣 その伝説の ブレードと共に 魔獣神殿 ゾルナに行き

 下層妖獣達を 開放してやってくれ ゴホ!ゴホ!

 魔衣 魔獣帝王ガイラは 無敵の強さだが お前なら・・ゴフゴフ!」

「アトラス 喋ると妖液が!」

アトラスの 胸から おびただしい 妖液が落ちる

「ふふふ魔衣 お前には 愛がある 必ず勝て・・・さ・ら・ば・・・・」 

「アトラス しっかり!」「・・・・・・」

「魔衣 アトラスは お前に全てを託したのだ!」

シバが 遠くを見つめながら つぶやいた 

「魔衣様 肩の傷を!」  「有難うミゴ!」

戦いの模様を デスドーンの大滝の陰から 見ていた 妖獣鬼士ミレーナ

「デスゾーンの支配者アトラス様が 敗れるなんて!噂以上の小娘だ!」

グフ! (私も長くは持たん!) 膝を立て立ち上がるミレーナ

「私も 魔獣神殿に急がねば! む!殺気 誰だ!そこに居るのは?」

ブ~ン 空気が振動し 女が現れた 。「お前は 何者だ?」 女はミレーナの前に立ち

「私は 6人の魔獣神の一人 ルミナス」

ミレーナは 驚いた ゾルナ神殿の 魔獣神が こんな所に 突然現れるとは。

「ルミナス様 神殿に ご報告に行く所でした。)

「愚か者め!小娘に負けてまで 生き延びるとは!お前の役目は終わった 死ぬがいい」

「グワワ~ッ」息絶える 妖獣鬼士ミレーナ

クルリと向きを変え ルミナスは上空へ

「ふふ 噂以上の妖獣ハンター魔衣 さぞ 帝王ガイラ様もお喜びに成るはず!アハハハ」

魔獣神 ルミナスの感高い 笑い声が 崩壊したデスゾーンに響き渡る。

妖獣ハンター魔依 一の章 戦いの序曲 完 

二の章 異空間のバトル 魔獣神vs妖獣ハンター魔衣

ゾルナ神殿の 魔獣帝王ガイラ 

そして 6人の魔獣神 対 妖獣ハンター魔衣

    想像を絶する 戦い戦いに ご期待ください。

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