ゼルダキオンの 宇宙船母船司令官 ガオラが 一人の戦士を呼んだ
(ダンロイ直ぐに第3惑星に ワープして 娘の正体を探るのだ)
(ハッ ガオラ様)
ダンロイは 母船のワープ装置に 入り
第3惑星 地球 に 向かった
その頃 マットとルキアは 墜落した 宇宙船を調べていた
(ルキア見ろ これはなんだ?)
マットが 指さす先を見る
(これは レセプター装置よ)
(危険か)
(人間も動物も 身代わりを 作る事が出来る 装置よ)
(ヤバいな 何でも複製できるのか?)
(ええ、ゼルダキオン星人が 人間に化ける時 使っていると 思うわ)
(ム、厄介なマシーンだな)
(よし、これを UINP本部に持って 分析してもらおう)
その時
ピラミッドの守護神アヌビスが 現れた
(謎のUFOを 撃墜したのか?)
(アヌビス 見ての通りさ)
マットが 誇らしげに両手を 広げた
(どうやら 我々が守って来た ピラミッドが エイリアンとの 戦いに成りそうだな)
アヌビスは ルキアに語り掛けた
ルキアは(私達UINPは 地球を守る為に 日夜戦っているのよ)
ルキアの言葉に マットが
(アヌビス神 ピラミッドの 本当の秘密を 教えてくれないか?)
(ム!この事態では やむを得んな ピラミッドの秘密に 案内しょう)
三人は ピラミッドの内部に入っていく
王の間から 地下に続く 通路を降りていく
象形文字が書かれた 五角形の扉が 現れた
アヌビス神が 呪文を唱えると 扉が開いた ゴゴゴ~ッ
(おおお!これは)
驚くマット
そこには エジプト時代の 金銀宝石が 山積みであった
(ワオ~凄い 見た事の無い光景だ)
興奮するマットに
(お前は 人間だな こんな物に 有頂天に成るとは)
アヌビス神が 杖を振り上げると
ゴトン ガガガ~と
金銀宝石を乗せた 床が せり上がっていく
そこに階段が現れた
(この階段を下りるのだ)
三人が 階段を降り始めた
その頃 ピラミッドの横に墜落した UFOから UNIPの職員が レセプターを
運ぶ準備を していた
四人の職員が 梱包していると
ブ~ン 強烈な振動と共に
ゼルダキオン星人のダンロイが 現れた
(何者だ)
職員が 一斉に銃を構えた
次の瞬間 ダンロイの 双剣が 唸りを上げた
グワ~ ゲ~エ
たちまち 二人が 切り裂かれた
(くそ、撃て 撃て)
ドギュ~ン ドギュ~ン
ハ~ッ
ダンロイが 空中高く飛び上がり
一瞬双剣が 二人の首を撥ねた
グエ~エエ ガハ~ッ
(ククク、この程度か 第三惑星の人間は)
不敵に笑う 双剣を 操る
ゼルダキオン星人ダンロイ
(小娘 俺が必ず 始末してやる)
フフフフ
第5話 終