天魔師 星野玄鬼  第1話 車に取りつく 男の霊

悪霊退治 天魔師 星野 玄鬼(げんき)

天魔師 星野 玄鬼は 

大手自動車販売店に務める 普通のサラリーマン

 

数々の心霊事件に 遭遇し 悪霊退治する 

数少ない本物の 天魔師

(この物語は 霊の実話を元に 構成脚色しています)

第1話 車に取りつく 男の霊

同僚「お疲れさん 先に帰るよ 星野は 残業か?」

星野「もう終わるよ」

同僚「帰りに 一杯やるか?安くて美味い店見つけたから」

同僚の誘いに

玄鬼「OK行くよ」

若狭、山田、河野、自分の四人で池袋の 飲み屋に入った

河野「先輩イイ所知ってますね」

さー乾杯だー 皆でそれぞれ 好きな物を 注文した 

若狭「お!ブリ大根がきたぞ」

山田「ブリっと へ でもこくか」

臭~さ ワハハハ 気の知れた同僚だから話も弾む

若狭「イカの丸焼き来たぞ 俺が足食うからな」

河野「お姉さんビール追加2本」

酒と料理で 盛り上がり 

山田「最高だな~今日 星野課長に 呼ばれていたな」

河野「ああ!今月 キャンセルが 2台あって 課長の嫌味だよ」

若狭「課長は イイわな 部長の親戚だから」

河野「ホントだな」

山田「まあ 俺たちは しがない 営業マンだから ワハハ」

皆かなり酔いが回っていた

河野「ボチボチ お開きにするか?」

河野の提案に うなずく さー帰ろうぜ 明日な

先輩若狭は タクシーで 後は それぞれ 電車で 散って行った

星野(ふ~やれやれ 我が家に 着いたわ)

星野は マンションのドアを開け中に

星野(風呂でも入って 明日の予定を) 

スマホで 予定表を見ながら

星野(高木さんが 中古のベンツを 探して欲しいと言っていたな)

星野(明日 我社の認定中古車センターに 行って探すか)

 入浴中に 電話が

星野「もしもし あ!後藤さんですか いつもお世話になってます」

後藤さん「星野君悪いね 夜遅く 家内の車が エンジンが調子悪いみたいで」

星野「そうですか 分かりました 朝代車を 持って伺いますの よろしくお願いします」

後藤さん「そうか 悪いね この埋め合わせは 必ずするから 頼むよ」

明日は忙しい 日に成りそうだな 星野は 眠りに着いた。

あさ6時スマホから スターホースの曲が流れて来た

星野(いけね~昨夜飲み過ぎだ)

あさの 朝礼に 滑り込み 一日の予定を 書き込み

星野「課長行ってきます」

課長「星野か 後藤さん代車 用意してあるぞ」

星野「ありがとう御座います」

星野「課長 帰りに 中古車センターに 寄ってきます」

課長「中古より新車売れよ」

課長の嫌味を 背中に聞きながら 後藤家に急ぐ 

星野「おはよう御座います」

丁度奥様が 出かける 準備中

後藤さん奥さん「悪いわね 星野さん」

星野「いえいえ大丈夫ですよ」

星野「エンジン 点検整備しておきますから またご連絡いたします」

後藤さん奥さん「いつも悪いわね」

代車の ムエンタに乗り 奥様は 出かけて行った

星野(さてと この車をサービス工場に 入れてから 中古車探すか)

星野は 自社の中古センターに 向かった 

星野(イイの無いかな~)

星野「池袋営業所の 星野だけど ベンツの良いのないかな?」

寺内「星野さん お久しぶり」

声をかけて来たのは 寺内だった

星野「あれ 君は埼玉のセンターに居たの じゃなかったけ?」

寺内「はい」

寺内「2週間前 こちらに転属に 成りました」

星野 「あ~そうか ちょうどいいね」

星野「実は程度の良い ベンソを探しているのだが」

寺内「予算はどの位です?」

星野「200万で 頼まれているだが」

寺内「Mクラスに成りますね あ!丁度イイのあります」

寺内「7万キロ S320 エアサス、サンルーフ付きで 198万です 程度いいですよ」

星野「そうか 見せてもらうよ」

寺内「はいこちらです」

星野が その車に近ずいた時

異様な 霊気が 流れて来た 

星野(うん!これは事故車か)

星野が感じたその時

不明(お前は 見えるのだな!) 

不気味な声が 耳に入ってきた

星野(誰だ?)

不明(俺だよ)

黒い影が フロントバンバーから 立ち上がって来た 

身構える 星野 玄鬼 そこには 顔から血を流した 恐ろしい顔した霊が

1話 終

関連の作品